今回紹介する温泉は、温泉県の大分にある “寒の地獄温泉” です。
この恐ろしい名前の由来は、こちらの温泉の温度が13〜14度程度と冷たい冷泉であることからきています。
寒の地獄温泉とは

温泉は嘉永2年 (1849年) に源泉が見つかって以来、170年以上の歴史があります。
特徴はなんといっても、温度が13〜14度と冷泉であること。
そのため冷泉は夏季限定 (7〜9月) での営業となっています。
温泉の他にも、旅館や食事処もありますので、宿泊したり食事をすることもできます。
入浴方法
こちらの温泉は混浴となっており、水着着用での入浴となります。
恐るおそる入浴してみると・・・
『冷たい!!』
を通り越して、
『痛い!!』
でした。
温泉に含有する薬分によって皮膚に刺激を感じるため、単に冷たいよりも痛い感じがする様です。

そのため、入浴して30秒ぐらいで我慢できずに出ていく人もちらほら・・・
それでも、最初の1 〜 2分をグッと堪えてからは次第に痛みが和らいできます。
とはいえ、温度が冷たいことには変わりなく、ほとんど修行をしている感じになります。
気を紛らわすためにも、時間を指折り数えながら入ること5分。
そろそろ我慢の限界になってきたので、浴槽を出て暖房室の中へ。
暖房室の中ではストーブが焚かれていて、暖をとることができます。
身体を拭かずに、あぶる様にして暖を取ることは、医学的にも効果がある療養法だとのこと。
体が暖まってから再度入浴すると、身体が冷たさに慣れてきたのもあって、1回目の入浴よりも冷たさが若干和らいでいる様に感じます。
この様に、冷泉への入浴と暖を取ることを、交互に繰り返すことが良いとされています。
温冷交互浴を何度が繰り返した後着替えて外に出ると、真夏の暑い日でもかなりスッキリとした感じになります。
こちらの寒の地獄温泉は、九州のツーリングライダーのメッカであるやまなみハイウェイ沿いにあるので、真夏のツーリングで汗をかいた時には、是非立ち寄ってみてください。
その際は、水着を持っていく事を忘れずに。
営業時間・料金・泉質・効能
営業時間 | 9:00 〜 17:00 ( 最終受付 16:00 ) |
営業期間 | 7/1 〜 9/30 までの木曜日 〜 火曜日 |
料金 | 1時間:700円、2時間:1000円、 4時間(半日):1500円、8時間(1日):2000円 |
暖房室 | あり |
備品 | なし |
泉質 | 単純硫化水素泉 |
効能 | 皮膚病、慢性関節リューマチ、神経痛、神経炎、胃腸病、糖尿病 慢性金属中毒症、感冒予防、ゼンソク |
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