熊本県天草市は宮地岳町で、春頃に開催されるかかし祭りをご存知でしょうか?
最初は6体のかかしを国道沿いに展示したところ、喜んで写真を撮影する人がいたことが始まりでした。
それ以降 徐々にかかしの数は増え、今ではその数は500体以上にもなり、天草の風物詩とまでになったそうです。
そんな宮地岳町に、2021年3月に『道の駅 宮地岳かかしの里』が天草5番目の道の駅としてオープンしています。


道の駅 宮地岳かかしの里は国道266号線沿いにあり、多くのかかしが並んでいるため、すぐにそれと分かります。
かかしの側にまで近づいていくと、それぞれのかかしがユーモラスな表情をしています。
駐車場にバイクを停めて、建物の方に進んで行くと、どこか懐かしい感じが・・・
それもそのはず、ここの道の駅は廃校となった宮地岳小学校の校舎を利用して造られているのです。

旧校舎に掲げられている ”かしこく”、”なかよく”、”たくましく” の看板が、いかにも小学校らしいですね。
かかしの里周辺の見所の案内。
こちらはPTAの方々なのでしょうか。

建物の中に入ると、元校舎のレイアウトが残っている感じです。
廊下!?には子供達の姿が見えます。
くつろぎスペースには、かつて小学生が使っていたであろう、机と椅子が並んでいて、小学生に戻った気持ちで休憩を取ることができます。



道の駅には食堂も設置されています。
こちらでは、名物 ”ハイヤ節唐揚げ” をいただくことができます。
天草の牛深地方は雑節 (さば節、いわし節など鰹節以外の節) の生産量が日本一らしく、鳥の唐揚げに雑節をまぶした物が “ハイヤ節唐揚げ” と呼ばれているのです。
ちなみにハイヤ節とは民謡の一種で、牛深が発祥の地とされており、船乗りによって全国に広がって、阿波踊りなどのルーツにもなったと言われています。
大勢のユーモア溢れるかかしに迎えられて、小学生の頃に戻った気分を味わえる道の駅。
地元の名物も食べることができ、ただ休憩するだけでは勿体ない道の駅です。
今度のツーリング先の候補に加えてみてはいかがでしょうか。
<道の駅 かかしの里へのアクセス>
車で、熊本市街より2時間、本渡より20分程度です。
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