MOTO GP 2017 オーストリアGP観戦記

MotoGP

少し前になりますが、2017年にMotoGP オーストリアGPを観戦したので、その時の観戦記を紹介します。

オーストリアGPは レッドブル・リンク というサーキットで開催されます。

F1も開催されるサーキットで、2020年にはレッドブルホンダのマックス・フェルスタッペンによって、ホンダ復帰後 初優勝したサーキットとしても有名です。

レッドブル・リンクがある場所は、オーストリアの首都ウィーンの南西約200km。

電車だとウィーン中央駅からサーキット最寄りのクニッテルフェルト駅まで、約2時間30分で到着します。

チケットは鉄道会社ÖBBのインターネットで予約できますので、念の為席の予約をしておいた方が良いでしょう。
料金は片道で€30程度でした。

ウィーン中央駅は大きな駅のため、勝手が分からない旅行者にとってはどのホームに行けば良いか分かりづらく、迷ってしまうこともあるので早めに駅に到着しておくことをお勧めします。

MotoGPが開催される時期はチームウェアを着た人が大勢いたので、その人達について行くと無事電車に乗る事ができたのでラッキーでした。

クニッテルフェルト駅に至るまでの途中の駅からも、各々が応援するチームのウェアを着た人達が続々と電車に乗ってきたので、気分は自然と盛り上がってきます。

クニッテルフェルト駅からサーキットまでは、無料シャトルバスが運行されています。
駅からサーキットまでは9km程度なのですが、サーキットに向かう車で混雑していたため、小1時間ほどかかってようやくサーキットに到着。

サーキットの周囲は自然に溢れていて、キャンピングカーやテントを張って泊まりでレース観戦を楽しんでいる人達が大勢いました。

サーキット場にはグッズ販売をしているテントが立ち並び、大勢の人でごった返していたました。

コース脇に到着すると、Moto GPのウォーミングラップが始まっていました。
爆音を響かせながら、MotoGPマシンが走り去って行きます。

ウォーミングアップが終わったので、予約していた指定席まで徒歩で移動。
サーキットは広いので、歩くのに20分程度かかりましたが、途中には売店なども立ち並んでいました。

オーストリアはKTMの地元なので、KTMファンが大勢いますね。
KTMファンはオレンジ色の服を着ているので、遠目からでもひと目で分かります。

指定席についてしばらくしたら、いよいよレースのスタートです。
予約した席は6コーナーの席で、S字コーナーの切り返しが見れる場所です。

最初はMoto3から始まります。
相変わらずの混戦で、団子状態のままレースが進んで行きました。

Moto2が始まるまでにもっと良い観戦場所を探したところ、5コーナー近くに良い場所があったので、Moto2はこちらで観戦。
モニターも設置されていたのでレースの状況がよく分かり、コースからも近いので迫力があります。

Moto2が終わってMotoGPが始まるまでには様々なセレモニーが行われていました。
国歌斉唱や昔の戦闘機によるデモ飛行、パラシュート降下などもあり、ショーアップされています。

いよいよMotoGPのスタート。
ウォームアップラップが始まった時点で、観客はすでに最高潮の盛り上がり!
向かいのロッシファンは黄色の発煙筒で大騒ぎしています。!!

いよいよレーススタート!

先頭はドカティのロレンソ。
マルケス、ドビツィオーゾ、ロッシと続きます。

レッドブル・リンクは全開区間が長く、エンジンパワーが重要なコースですので、ドカティのパワーが大きな武器になっている様です。

レース開始からしばらくはロレンソがトップを走行していたのですが、レース中盤になってマルケスがロレンソをパス。
ドビツィオーゾも続いてロレンソをパスして、マルケスとの一騎打ちとなります。

マルケスとドビツィオーゾのトップ争いは最終ラップの最終コーナーまで続き、最終的にはドビツィオーゾが優勝。

手に汗握るドッグファイトが見れて、観客は大興奮!
白熱のレース展開に大満足でした。

マルケスは現在怪我のため、満足なライディングが出来ずに苦戦していますが、早く復調して以前の様な異次元のライディングを取り戻して欲しいです。

レースが終わってからウィーンにまで戻ったのですが、心配していた混雑はなく、最寄駅に向かうシャトルバスにはすぐに乗れたため、予定よりも早くウィーンに着く事ができました。
サーキットのオーガナイズが素晴らしく機能しているのでしょうね。

ヨーロッパでのMotoGP観戦。
日本でもモテギで見ることはできますが、本場ヨーロッパでの観戦はまた違った雰囲気があります。

MotoGPファンの方なら、是非体験することをお勧めします。

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