海に沈む道? まるでジブリ映画の世界観! 長部田海床路

熊本

長部田海床路とは

熊本は宇土市にある、海に沈む道をご存知でしょうか?

その道は

『長部田海床路』

(ながべた かいしょうろ)

といいます。

なぜか”長田部海床路”と間違って覚えてしまいそうなので注意です。

長部田海床路は、干潮と満潮の差が日本一となる有明海にあります。

満潮時には海の中に沈んでいるのですが、干潮時には海の水位が低くなって道が出現します。

遠くには雲仙・普賢岳を望むことができ、幻想的な写真が撮影出るので、特に干潮時には多くの人が訪れて写真を撮っています。

長部田海床路はなぜできた

長部田海床路は1979年に、海苔の養殖やアサリやハマグリなどの貝類の漁を営まれる方のために建設されました。

干潮時に沖に停泊する船と港の間を車で往復するために設けられています。

道の横には24本の電灯が並んでいて、夜間時の船の安全な航行にも役立っています。

干潮時に沖の方まで歩いていくと、軽トラがずらりと並んでいます。

満潮時には浮かんでいた船も干潮になるとその姿を表し、シュールな感じになります。

CMなどにも登場

長部田海床路の幻想的な風景は、CMにも登場しています。

2008年、二階堂酒造 大分麦焼酎のCMに使用されていて、哀愁を漂わせるような映像になっています。

また、ジブリ映画の”千と千尋の神隠し”に登場する海原電鉄も、この長部田海床路がモチーフになっているのでは?との噂もありましたが、真意の程は定かではありません。

満潮時や夜間など、時間帯によって様々な幻想的な風景を見ることができる長部田海床路。

何度足を運んでもその時々で違った風景を楽しめるので、次のお出かけ先の候補に加えてみてはいかがでしょうか。

長部田海床路へのアクセス

車で熊本市街から40分程度、熊本空港からは1時間程度かかります。

隣接する住吉海岸公園には駐車場やトイレ、自動販売機があります。

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