熊本地震からの復興! 新阿蘇大橋

阿蘇

熊本地震が発生したのは、2016年4月14日。
日本国内の観測事例としては4例目及び5例目となる震度7が2度発生しています。

熊本地震は、熊本各地に甚大な被害をもたらしました。
なかでも阿蘇大橋の崩落はテレビでも大きく報道されたため、今でも記憶に残っている人は多いでしょう。

その阿蘇大橋が、2021年3月7日に新阿蘇大橋として復興。

新阿蘇大橋は、阿蘇大橋の約600m下流に建設され、全長525mと阿蘇大橋 (全長206m) の約2.5倍の長さ。

新阿蘇大橋そばには駐車場があり、休憩所やトイレの他にジェラート屋さんまで設置され、新たな観光スポットとして多くのひとが訪れています。

新阿蘇大橋は、地震に強い作りがされているのが特徴で、橋桁が橋脚から落ちにくい構造となっているそうです。

新阿蘇大橋には歩道も設置されていて、歩いて橋を渡る事ができます。

せっかくなので、橋の中ほどまで歩いてみました。

橋の下には黒川が流れていて、川から橋までは約100mの高さ。

下を覗くと目が眩みます。

ここまできて、自分が高いところが苦手だったことを思い出しました・・・

少し先には阿蘇長陽大橋が見えます。

新阿蘇大橋が完成するまでは、いち早く復興した阿蘇長陽大橋が、国道57号線から南阿蘇方面へのアクセスを担っていました。

阿蘇長陽大橋を渡っている時は、高い所に大きな橋を作ったものだと感じていたのですが、新阿蘇大橋からこうして見ると小さく感じます。

2021年6月時点では、阿蘇長陽大橋は復旧工事のため通行止めとなっていますので注意してください。

新阿蘇大橋の上流側には別の展望台があり、痛々しい姿でまだ残っている崩落した阿蘇大橋の一部を見る事ができます。

今後はワイヤで固定する工事が行われ、震災遺構として保存されることが決まっているようです。

多くの尊い命が犠牲となった熊本地震ですが、一歩々々復興への道のりを歩んでいるのが実感できます。

新阿蘇大橋はそんな復興のシンボルとして、また未来への架け橋として、今後も多くの人が渡っていくことを願います。

< 新阿蘇大橋へのアクセス >

新阿蘇大橋へのアクセスは車の利用で

 熊本市中心部より約1時間
 熊本空港より約30分

国道57号線より国道325号線への交差点を右折した直後。
駐車場は、新阿蘇大橋を渡ったところにあります。

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