史上最大のボクサーエンジン搭載! BMW R18 FIRST EDITION 試乗インプレッション

モーターサイクル
にほんブログ村 バイクブログへ

熊本にあるBMWディーラー、モトラッド バルコム熊本さんに試乗に行ってきました。

今回試乗したモデルは、R18 FIRST EDITION

2020年に発売となったBMWの新型クルーザーモデル。
BMWボクサーツイン史上最大の排気量1802ccの新開発エンジンを搭載。

跨ってみるとシート高が690mmと低く、両足がベッタリつくので安心してバイクを起こせます。

車両重量が358kgあるのでバイクを起こすのは流石に重く感じますが、両足で踏ん張れるので不安な感じはありません。

ただ、メインスタンドが少し前方にあるため、足が短い私にはスタンドの出し入れが少ししづらい感じがしました。

次にエンジンの始動ですが、R18 FIRST EDITIONはスマートキーのためキーシリンダーがありません。

右側のハンドルにある電源スイッチを押すと、電源ON。

そして、クラッチを握ってスタータボタンを押すとエンジンが始動。

エンジンが目を覚ますと、予想以上に重厚な排気音が!
そして、アイドルから軽くブリッピングすると、さらに野太い排気音が炸裂!!

外観からはジェントルな感じを想像していたのですが、良い意味で裏切られました。

BMW R18 FIRST EDITION エンジン始動

ワイルドな排気音で少し緊張しながら、ギアをニュートラルから1速に。

シフトはシーソー式になっていて、ダウンシフトではつま先、アップシフトでは踵でペダルを踏んでシフトチェンジします。

初めはギアチェンジがぎこちなかったのですが、少し走るとすぐに慣れるので問題ありません。

いよいよ発進。
恐るおそるクラッチをつなぐと、車体はあっけなく前に進みます。

1800ccも排気量があるので、アクセル操作に敏感でギクシャクするのかと思いきや、ジェントルでよく調教されています。

またまた、良い意味で裏切られました。

R18 FIRST EDITIONには3つのライディングモードがあり、『RAIN』『ROLL』『ROCK』の順にエンジンが元気になって行きます。

モードを変えると、それぞれの違いがハッキリ分かります。

『RAIN』モードでは1速で走っていてもギクシャクする事なく、穏やかなレスポンスになります。
雨の中でも気を遣う事なく安心してライディングできそうです。

『ROLL』はスタンダードなモードで、『RAIN』よりもアクセルレスポンスが元気になりますが、扱いやすさはそのままで、街中での走行に適しています。

『ROCK』は最もアクセルレスポンスが鋭くなり、スロットルを開けた時の1800ccからくる怒涛のトルクで車体が押し出される様に加速していきます。

車体の方は、ボクサーツインが生み出す低重心と1725mmのホイールベースによる安定感が抜群。

車重が重いのと車高が低いので、ヒラヒラ切り返すとはいきませんが、大きな車体に反して軽快に車体が気持ち良く傾いていく印象。

また、ブレーキは握り初めは効きが弱く、握り込むに従って効いてくるタイプで、これまた扱い易い。
ただ車重が重いので、初めは思った以上にスピードが落ちない印象があるため、少し慣れが必要です。

今回の試乗コースは街中を走行したのですが、大きなエンジンを積んだR18は目立つため、かなりの注目を集めていました。
信号待ちで止まっていた最中、白バイ隊員までがこちらを見ていました。

ボクサーエンジン史上最大のエンジンは扱いやすさに優れ、ひとたびアクセルを捻ると怒涛のトルクで加速していく。
そして、車体は安定感抜群でノスタルジックな外観ながらも、最新の装備をもつR18 FIRST EDITION。
価格は300万円程しますが、信頼性と耐久性が抜群のBMWなので、長く乗ることを考えるとそれほど高くはないのではないでしょうか。

R18 FIRST EDITION、オススメのバイクなので、気になる方はBMWディーラーに足を運んで下さい。

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

コメント