トライアンフ新型ミドルネイキッドモデル TRIDENT試乗記

試乗

今年2021年に発売された、トライアンフの新型ミドルネイキッドモデル TRIDENT
トライアンフ熊本さんでは試乗車が用意されているので、早速試乗に行ってきました。

トライアンフ熊本さんは、昨年2020年にオープンしたばかりのお店。
トライアンフ正規販売店としては熊本初。
九州地区としても福岡に続く2店舗目のオープンになります。

今回試乗させてもらった車両がこちら。

店員さんに試乗の希望を告げ、誓約書に必要事項を記入したら早速試乗開始です。

まず最初にスイッチ類など、操作に関する簡単な説明を受けます。
といっても、特別な操作を必要とする訳ではなく、他のモデルとさほど違いはないので難しくはありません。

メーターにはフルカラーのTFTディスプレイが搭載されていて、多機能ながらもスッキリとしたデザインとなっています。

また、オプションでコネクティビティシステムを装着すると、GoProカメラやスマートフォンの操作を、手元のスイッチハウジングから行うことができるそうです。

シート高が805mmありやや高い感じがしますが、シート部分がかなり絞り込まれているので、数値から受ける印象よりも足つき性は良いです。

跨ると身長166cmでは両足の親指付け根部分がつく程度なのですが、装備車重が189kgと軽量なので、跨っていても不安な感じはありません。

いよいよ試乗開始。

まず、ライディングポジションに関してはコンパクトの一言。

ハンドルは近くて幅も狭め。
シートやタンクからステップ周りも内側に絞られているため、とてもスリム。
印象としては400ccバイクと同じぐらいのサイズ感。

そしてエンジン。

排気量660ccのエンジンは、トライアンフのアイデンティティともいえる直列3気筒。

アクセルレスポンスが良く、最高出力は81PSと控えめですが、低速域から必要にして十分なパワーがあり、交通の流れをリードできます。

またライシングモードは ”ROAD” と”RAIN” の2種類あり、シチュエーションに合わせて切り替えが可能です。

マフラーはエンジン下に収まっており、リヤ周りのスッキリとした印象に一役買っています。

排気音もライダーをその気にさせるサウンドを奏でます。

フロントフォークはSHOWA製倒立フロントフォーク。
キビキビとした俊敏なハンドリングを実現。

ブレーキはNISSIN製。
2ピストンスライディングキャリパーに310mm径ダブルディスクで、十分な制動力を発輝。

スッキリとしたリヤ周り。
シート下部分も塗装されていて、デザイン上のアクセントとなっています。

ヘッドライトを始めとする灯火器類はフルLEDとなっていて、質感の向上に貢献しています。

これだけの装備があるのですが、TRIDENTのお値段は税込で979,000円。
英国製ということも含めると、かなりお買い得なお値段です。

TRIDENTをまとめると、コンパクトな車両にレスポンスに優れたエンジン。
街乗りからツーリング、ワインディングまで、どんなシチュエーションでもそつなくこなせるポテンシャルを持ちながらも、お財布にも優しい優等生なバイクといったところでしょうか。

ミドルバイクでお買い得なバイクをお探しの方、このTRIDENTは有力な候補となること間違いなしです。

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